【cocoem.で実測!自律神経に良いことやってみた。】 〜ハワイアンは副交感神経に効果あり!?〜

フラダンスと聞くと、腕を波のようにゆらゆらさせる動きを思い浮かべる人が多いのではないのでしょうか?このフラダンスならではのゆったりとした動きは、実は科学的にリラックス効果が証明されていたのです!
一つ一つが意味を持つフラダンス
その昔、文字がなかったハワイでは、伝達手段としてフラダンスが広まりました。ハワイの人々は、すべてのものに精霊が宿ると信じていました。そのため、神様や自然への感謝の気持ちをとても大切にし、祈りに込めて伝えていたのです。一つ一つのポーズに意味があり、それをつないで物語を作っていくフラダンスはとても奥深く、温かいものなのです!
ストレスの溜まった体を開放し、感謝の気持ちを込めながら踊ることで、癒し効果が生まれるのですね。
自然を感じるハワイアンミュージックにはヒーリング効果が!
小鳥のさえずりや、寄せては返す波の音、風にゆれる草木の音など、自然の音には「1/fゆらぎ」という、規則的な動きと不規則的な動きがバランス良く調和したゆらぎが含まれています。これらの自然の音に癒されるのは、「1/fのゆらぎ」を感じることで、脳が休息している状態を表す「α波」が出てくるからなのです。
ハワイアンミュージックにも、自然の音を取り入れているものは多くあります。また、「1/fのゆらぎ」だけでなく、ゆったりとしたリズムも癒される理由の一つと考えられます。

フラダンスを踊るだけでストレスが減少
ある番組で、「ストレスを溜めた後」「フラダンスを踊った後」にストレスを測るという実験を行っていました。
フラダンス講師一名と、未経験者二名で、まずは「利き手とは逆の手で写経」を20分間してもらい、唾液中のアミラーゼ量を計測しました。アミラーゼとは、ストレスを感じたときに分泌される物質です。この数値が60を超えると強いストレスを意味するのですが、講師の方が「88」、未経験者のお二人が「58」、「135」という結果に。皆さんかなりのストレスが溜まってしまったようです。
次は実際に、フラダンスを20分間踊っていただきます。未経験者の方には、講師の方をお手本にして、見様見真似で踊っていただきました。するとなんと、講師の方のアミラーゼ値は「42」、未経験者のお二人は「46」、「21」と、大幅に下回る結果になりました。
すごいなあと思う反面、「本当にたったの20分でこんなに変化するものなのだろうか?」と疑ってしまう筆者。
そこで!社員全員で検証してみることにしました!
自分たちでも検証してみた!
フラダンス経験者の方をお呼びして、株式会社VIVITの社員全員で、20分程度見様見真似で踊ってみました。
計測には、現在我々が開発中である「IoTメンタルヘルスケアcocoem.」を使用しました。

こちらは最近仕事量が多くて大変そうなYさんのデータです。
フラダンス前では赤い丸が薄いピンクのゾーンにいますが、フラダンス後には緑のゾーンに移動しています。これはどういうことかというと、「脳の疲労が高くぐったりした状態」から「脳の疲労もストレスも適度で良好な状態」に変化したということです。
たった20分のフラダンスでここまで効果がでるのは驚きですね。この結果を見た瞬間社員全員から拍手が沸き起こりました(笑)

さて、お次はSさんのデータです。
フラダンス前と後で、赤い丸は同じ緑のゾーンにはいますが、ストレスの差が歴然ですね。
実はSさん、この時動画を撮っていたためフラダンスはしておらず、皆がフラダンスを踊っているのを見ているだけだったのです!
フラダンスをせずとも効果がでるのは、やはりハワイアンミュージックの癒しパワーのおかげなのでしょうか…?
結論
実際にフラダンスをやってみた結果、「フラダンス、ハワイアンミュージックにはリラックス効果がある」と判断いたしました。
筆者はダンスがすごく苦手なのですが、ちゃんとフラの物語を教えてもらいながらだったので理解しやすく、すぐに踊れるようになりました。また、皆が笑顔で踊っているのを見てとても幸せな気持ちになり、これはデータとして測らずとも、ストレスがない状態だとわかりました。(データとしても良好でした。)
皆さんも機会があれば、是非やってみてください。