Charlie Komuta 人生の楽しみ方#006 ~ 知らない事はYouTubeでも調べられる

このコラムでは、人生を謳歌する音楽プロデューサーCharlie komuta氏が、毎日を豊かにする読み物をお届けします。前々回に、”情報は足を使って捉まえよう” というタイトルで話ましたが、今回は足以外の情報の取り方をお教えします。
情報を得る方法
情報を得るには、人から聞くか、テレビや雑誌で見かけるか、インターネットで取得するのが主流だ。
ただ、テレビの情報は、自分が欲しい情報を得るには、不向きなところがある。
なぜなら、情報が一方通行であり、どうしても受け身となるからだ。
ただ、たまに「へぇ~知らなかった!」となるような、驚きを提供してくれる。人間、知らず知らずのうちに情報の偏食家になってしまうから、こういった点はありがたい。
最近出来たお洒落で美味しいレストランの紹介や、旅番組、その他医学の情報など、いろいろな発見を与えてくれる。
ついついハマって、一日が過ぎていくこともあり、注意が必要だ。
雑誌の場合は、自分が知りたいカテゴリの雑誌を捲れば、新製品紹介など知る事ができる。
キャンプ系なら“Be-Pal”、音楽系なら“Sound and Recording” 車や洋服、料理なども沢山の種類がある。
インターネットへの対抗心からか、付加価値として雑誌には魅力的な付録が付いていることもしばしばだ。またテレビと違い情報を自発的に捉まえてはいるものの、オススメやインタビューなどで新しい情報が手に入るなど、テレビに似ている部分もある。
そして、インターネット。情報量はハンパない。
ただ、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索ワード入力には若干センスが必要。キーワードを3つほど入れて極力自分の欲しい情報に近づけるスキルを上げていこう。
取扱説明書を読むための“ある法則”
私はプロのミュージシャンになってもう34年目、昔は新しい機材を買う度に取扱説明書を読まないといけなかった。
新機種などを買うと、聞いたことのない新語が沢山で四苦八苦したものだ。
それが功を奏したのか、私は取扱説明書の読み方が多分人より優れていると思う。
そう!読み方には
“ある法則”
があったのだ。
これに気付くと本当に頭に入ります。
その方法とは、
“取扱説明書を書いた方の気持ちになって読む”
という事だ。
は?!と思われるかもしれませんが、この読み方をすると、作者はどういう意図で説明をしているのかがすんなり入ってくる。
例えば、あるシンセサイザーを使っていて、違うメーカーの似たようなシンセサイザーを買ったとする。
取扱説明書を自分ならああだこうだと今までのスキルを比べながら斜め読みをすると、必ず良く分からない壁にぶち当たる。
それが、頭を真っ白にして素直に作者の言うことを素直になりながら読むと、分かる分かる。
是非実践してみて下さい。
余談だが、AKAIというメーカーのサンプラーという装置を買った時の事。
取扱説明書を書かれた人は確実に理系の人だと思うが、文中に
“この装置はフロッピーディスクを使いますが、近くにコーヒーなど置くとこぼした時大変なので気をつけて下さい。”
と、書かれていた。
私は失笑しましたが、実際コーヒーをフロッピーディスクにこぼした事がある。
我ながら素直じゃなかった。
ネット時代のワークショップ
それから時が流れ、インターネットにある
“YouTube”
これは神ですね。
YouTubeは動画の取扱説明書みたいなものだ。
キャンプをした~
子育てをした~
遊園地に行った~
という、楽しい動画もあるが、自分の知りたい機材やソフトウェア、その他にも殆どと言っていいほど情報で溢れている。
その中で、実際に勉強になった~という動画を紹介する。
Melodyne(メロダイン)という、ボーカル補正ソフトの紹介動画だ。
https://www.youtube.com/watch?v=heoKOr2M794
是非こちらを、実際にご覧いただきたい。
そこそこのレベルの歌が、波形編集により、凄く上手く歌っているようになるという魔法のソフトウェアだ。
はじめは使い方が分からず、取扱説明書のpdfを読んでもかなり難しいと思うが、ハウツー動画を見れば、あっという間に使えるようになる。
一話8分の動画を五話まで、40分程度見た後は、直ぐに実践で使えるレベルになっている。
ただ、先程の取扱説明書同様、最初から頭を真っ白にして素直に動画を見ないと、大事な所を見過ごしてしまう。
最初から見ていて
「あ~ここは何となく分かる」
とスキップしながら見ると、やはり途中で壁にぶつかる。
動画とはいえ、最初から最後までじっくり見る事をオススメする。
次に勉強になった動画は、車の鍵の電池交換動画だ。
私は以前プリウスに乗っていたのだが、キーレスエントリーの電池が無くなってきたのか、スイッチを押しても車の鍵が開かなくなった時があった。
そして、YouTubeで
“プリウス、キーレスエントリー、交換”
と調べてみると、やはり投稿者がいる。
その動画を見ながら全く同じ事をやってみると、完全に直った。
「お陰で無事に鍵が開くようになりました、有難うございます」
と、お礼のコメントを書き込んだら、数日後に
「良かったですね」
返信を頂いた。平和だ。
更に、バイクが故障した際にも、同じ症状を修理していく動画があった。
やはり、本当に何でもある。
ただ、説明のわかりやすさは、投稿者のスキルに左右される。
“いいね!”に対し、“よくないね!”の割合が10%以下なら、ほぼほぼ問題ない動画であると、私は解釈している。
取扱説明書とにらめっこから、今は動画でのワークショップへと代わり、時代は本当に便利になりました。
さいごに
最近は興味関心が完全にYouTubeにばれてしまい、山を買って開墾した~! という動画を沢山おすすめされるようになった。ますます興味に火がついて、暇があればGoogle MAPで良さげな土地を探して妄想するようになってきた。気を抜くと、土地を買ってしまいそうだ。
こんな感じで、オンとオフを楽しんで、より良い人生を見つけてみてほしい。